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「伊藤知之のスキー通信」


by TISKI
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YOSHIDA JIN 2020/21

YOSHIDA JIN 2020/21

YOSHIDA JIN 2020/21 _b0278414_09302315.jpeg

 14pic.〜18pic.の右ターンと9pic.〜13pic.の左ターン。
 身体が良く動く右ターンは、股関節が柔らかくターンポジションが自然に取れているように見えます。スキーに強くプレッシャーをかけてエッジングするイメージよりも雪面抵抗を上手に操り、ターン弧を作っています。
 左ターンはターン前半の体軸の傾き=内傾角を積極的に作りますが、その後のターンポジションが定まらず、スキーに力を与え続けています。12コマはスキーがシェーレン(レッド矢印)になり、外スキーが体の下に戻らないので踏みかえるように立ち上がりました。
 洗練されている運動は、左ターン前半の9コマ、10コマの重心移動(体軸の傾き)と右ターン後半の16コマ、17コマのターンポジションです。
「左ターン前半と右ターン後半が身体がよく動く得意な運動」になり、言い換えると右方向へ進むギルランデが得意ということになるでしょう。別紙に9.10.15.16.17pic.を使って理想的なターンを作ってみました。

 左右ターンの対称性とは、見た目の美しさと合理性に裏打ちされたものですが、機能性とは別物であり、AlpenSkiWCレースの中では右ターンと左ターンの動きを使い分けする選手がいます。例えば、左ターンでは内傾角を強く出し鋭角なターンで速さを求め、右ターンでバランスを整えて安定させる、などです。これら世界最高峰のスキーテクニックは、WCレースTV観戦に役立ちます。
お話を「JIN2020/21」に戻します。左右ターンの対称性を少しだけ意識するとその中にトレーニングのヒントがたくさん隠れています。

・ギルランデ : Girlande(独)斜行しながらのターンの連続。斜滑降方向へターンを連続しながら進むこと。語源は花飾り。



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# by ti-ski | 2021-11-10 09:38 | 2020-21

Coming Soon

YOSHIDA JIN 2020/21
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# by ti-ski | 2021-10-28 09:40 | Coming Soon

TSUJII ISAMU 2020-21

TSUJII ISAMU 2020-21
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# by ti-ski | 2021-10-27 15:47 | 2020-21

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TSUJII ISAMU 2020/21
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# by ti-ski | 2021-10-23 01:09 | Coming Soon

SATO YUUKI 2020

SATO YUUKI 2020 「Turn maximum」

SATO YUUKI 2020_b0278414_12481398.jpeg

 3ゲートから8ゲートのマキシマムポジションです。
ターン中に外力が最大になるターンマキシマムでは、正確なポジショニングとエッジングが要求され、この部分での動きがターンの質を決めてしまうといっても良いほどです。
 なぜならこの部分でのポジショニングとエッジングが外力と釣り合わなければ、自身のライン=コース取りが出来なく、大きく外れたら=落とされたら、次のゲートへ入れなくなるからです。
  このマキシマムポジションが持ち味のSatoさん。正確な動きが魅力的です。
 得意の左ターン3、5、7ゲートはカンペキですが、苦手な右ターンマキシマムは、4ゲートのラインが落とされ、6ゲートと8ゲートが肩のラインで見られるように傾いています。この肩の傾きは、次のゲートへのインターバルが長ければ、ターンに負担をかけず徐々に戻す方がスキーの走りを止めないことになります。しかし余裕のあるポールセットではないので、ターンを早く終えることがアドバンテージと思って滑っています。そこで不得意の4、6、8ゲートの運動は、リカバリー的な動作をしています。「スキーがズレて失敗しているね。」ではなく、自らスキーをズラしてターンを終えているのです。
 トレーニングでは、左右のターンを同リズムで、テンポを変えて滑ることです。「左ターン1.2.3と三拍子、右ターンは1.2.3.4と4拍子」、左右のターンでテンポを変えます。例えぱ、車で左ターンと右ターンは同じぐらいのカーブで速度もいっしょ。クラクションだけ左ターンは3回鳴らし、右ターンは4回鳴らします。スキートレーニングでのクラクションは動作ではありません。気持ちです。

リズム : rhythm、周期的な動きや進行の調子。
テンポ : tempo、拍子の時間


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# by ti-ski | 2021-10-21 12:00 | 2020-21